PALTEKの今第3四半期は大幅増益、営業利益が6億91百万円で着地

■17年12月期も大幅増益を予想

 PALTEK<7587>(東2)の2017年12月期第3四半期連結業績の売上高は、半導体事業およびデザインサービス事業の減少により、248億21百万円(前年同期比0.5%減)だった。

 一方、営業利益は、売上総利益率が前年同期の9.3%から12.6%と大幅に改善したことを受け、6億91百万円(同115.2倍)となった。売上総利益の増加は、前第3四半期(累計)に大幅に減少した仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額が、今第3四半期累計では若干の減少にとどまったことなどによる。また、利益率の低い半導体製品の売上高が減少し、比較的利益率の高い製品の売上高が増加したことなども要因に挙げられる。経常利益は、為替差益を1億29百万円計上したことなどにより7億59百万円(同22倍)となり、四半期純利益は、5億4百万円(前年同期は15百万円の損失)となった。

 今期(17年12月期)通期連結業績予想は、売上高が前期(16年12月期)比3.1%減の325億円、営業利益が2.0倍の10億50百万円、経常利益が9.6倍の10億60百万円、純利益が7億円(16年12月期は11百万円)としている。

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