【新規上場(IPO)銘柄】シルバーライフはここから下値を固めるか注目、12月11日に今7月期第1四半期決算を発表

株式市場 IPO 鐘

 シルバーライフ<9262>(東マ)は、

10月25日に東京証券取引所マザーズに上場した。高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(FC加盟店)等への調理済み食材の販売を主な事業としている。自ら調理をすることや買い物に行くことが困難等の理由で、手間をかけずに毎日の食事を用意したいという一人暮らしや要介護の高齢者のニーズに対応するため、配食サービスの仕組みを構築し運営するとともに、自社工場及び仕入先工場で製造された調理済み食材をFC加盟店等へ販売している。

  高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」をはじめ、高齢者施設向け食材「まごころ食材サービス」、障害者施設向け食材「まごころ食材サービス」、高齢者向け配食サービス「配食のふれ愛」、幼児向け弁当「すくすく弁当」、オフィス向けランチ宅配弁当「楽らく弁当」を展開している。高齢者向け配食FCネットワークで、まごころ弁当・配食のふれ愛の合計店舗数は、全国563店舗(2017年7月末現在)で「業界1位」となっている。

 今2018年7月期第2四半期業績予想は、売上高29億7100万円(前年同期比20.0%増)、営業利益2億6600万円(同17.9%増)、経常利益2億8900万円(同14.3%増)、純利益1億8800万円(同12.8%増)を見込む。

 今18年7月期業績予想は、売上高61億8400万円(前期比17.9%増)、営業利益5億3200万円(同12.0%増)、経常利益5億9000万円(同9.4%増)、純利益3億8400万円(同1.8%増)を見込む。

 株価は、10月25日に公開価格の2500円を85.2%上回る4630円で初値をつけ、同日高値5220円と買い進まれた後、11月7日安値3630円まで2000円幅の調整を挟んで同日高値4075円と上昇している。2025年、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる2055年まで後期高齢者は増え続けると内閣府では試算。後期高齢者人口増加、在宅介護へのシフトによる利用者数の増加、高齢者施設で調理者不足による外部委託需要の高まりなどを背景に、高齢者向け配食サービスの市場規模は2016年度1190億円から2021年度には1540億円規模に拡大すると予測されており、同社の収益機会が広がる見通し。12月11日に予定される今18年7月期第1四半期決算が順調に推移していれば、リバウンド相場入りが見込まれる。ここから下値を固めるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る