ニチイ学館がストップ高、第2四半期の大幅増益など受け11年ぶりの1400円台
- 2017/11/9 09:59
- 株式投資ニュース
■4~9月累計の連結営業利益は前年同期の4.6倍に
ニチイ学館<9792>(東1)は9日、取引開始後にストップ高の1450円(300円高)まで上げ、株式分割など調整後の株価で2006年以来11年ぶりの1400円台に進んだ。8日の取引終了後に発表した第2四半期の連結決算(2017年4~9月累計)の営業利益が前年同期の4.6倍になったことなどが好感されている。株価はPER30倍前後に達するが、実質的な高値更新街道に入ったため値幅妙味が強まると期待する様子がある。
4~9月は、介護事業で居住系介護サービスの利用者数が堅調に推移し、高稼働率を維持できたほか、保育事業でも、国が待機児童対策として力を入れる「企業主導型保育所」を中心に新規出店数を拡大し、増収を牽引した。3月通期の見通しは据え置き、売上高は前期比8.4%増の3000億円、営業利益は同2.2倍の93億円、純利益は同2.1倍の30億円、1株利益は46円73銭。(HC)