マーキュリアインベストメントの第3四半期連結業績は、利益面で通期予想を上回る

■一部のファンドを終了させたことに伴う成功報酬を計上

 投資ファンド運用のマーキュリアインベストメント<7190>(東2)の第3四半期連結業績は、利益面で通期予想を上回った。

 13日に発表された同社の第3四半期連結業績は、営業収益33億56百万円(前年同期比72.3%増)、営業利益18億42百万円(同73.7%増)、経常利益18億37百万円(同77.2%増)、純利益12億93百万円(同78.4%増)と大幅増収増益であった。

 今期17年12月期通期連結業績予想の営業利益は18億円、経常利益17億50百万円、純利益12億50百万円であるので、第3四半期で既に通期予想を上回ったことになる。

 第3四半期は、同社グループが、管理運営を行う一部のファンドを終了させたことに伴う成功報酬を計上した。また、子会社であるSpring Asset Management Limitedが管理運営を行う香港証券取引所に上場しているリート(不動産投資信託)であるSpring REITにおいて英国商業不動産の組入れを行うなど順調に推移している。
 
 しかし、通期連結業績予想は当初予想を据え置いている。

 同社は、国内外投資家の資金を投資事業組合等のファンドを通じて運用するファンド運用事業、および自己資金を運用する自己投資事業を展開している。

 業績は安定していて、今期、業績予想通りに着地すると、3期連続の増収増益で、前期に続き最高益更新となる。

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