【株式市場】欧米ヘッジファンドの12月決算売りヤマ場とされ日経平均平均は一時375円安で6日続落

◆日経平均の終値は2万2028円32銭(351円69銭安)、TOPIXは1744.01ポイント(34.86ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億1592万株

■本日上場のCS.ランバートは公開価格の84%高で初値つける

チャート14 15日後場の東京株式市場は、12月決算を意識する欧米ヘッジファンドの損益確定について、ファンドにいたくしている顧客の解約申し込みは「45日前」まで、とされることを前提とすると、売りが出るのは今週がヤマ場とされ、様子見ムードが支配的な印象になった。ソニー<6758>(東1)は13時過ぎを下値に持ち直し、キヤノン<7751>(東1)は13時頃を境に下げ止まる動き。日経平均も6日続落となったが13時前の375円22銭安(2万2004円79銭)を下値に一進一退となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JQSDAQ平均も安い。

 後場は、リンナイ<5947>(東1)が三菱UFJモル・スタ証券による目標株価の引き上げなどを受けて一段と強含み、ソースネクスト<4344>(東1)は経産省のサイバー防衛対策などが材料視されて一段高。ゼット<8135>(東2)はスニーカー通勤拡大なら恩恵とされて一段高。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は新薬への期待などが言われて大幅続伸。ヤマト・インダストリー<7886>(JQS)は宅配便の仕分けなどに使われる「カゴ台車」の大手で年末年始の物流繁忙が材料とされてストップ高。

 15日、新規上場のシー・エス・ランバー<7808>(JQS・売買単位100株)は、前場、買い気配のまま初値がつかず、後場、12時46分に公開価格1480円を84%上回る2724円で初値がつき、その後2772円まで上げて大引けは2249円となった。

 東証1部の出来高概算はやや増加し21億1592万株(前引けは9億4815万株)、売買代金も増加し3兆7702億円(同1兆6371億円)。1部上場2035銘柄のうち、値上がり銘柄数は120(同196)銘柄、値下がり銘柄数は1901(同1799)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様に全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、空運、保険、水産・農林、繊維製品、医薬品、食料品、金属製品、銀行、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る