ミロク情報サービスは新生銀行と業務提携

■新生銀行はMJSの普通株式30万株を11月15日付で取得

 ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東1)は、新生銀行と、MJS製品の金融サービス開発、地域金融機関への展開についての連携を目的とする業務提携に合意した。さらに、FinTech 企業を支援するため、新たなファンド事業への参画も検討する。また、新生銀行は同社の主要株主であるエヌケーホールティングスからMJSの普通株式30万株を11月15日付で取得した。

 本年5月に「銀行法等の一部を改正する法律」が成立し、電子決済等代行業者に対する登録制の導入などの規制整備が行われ、一方、金融機関に対してはオープンAPI(Application Programming Interface) に対応できる体制整備の努力義務を課すなど、FinTech分野のイノベーション促進に向けた環境整備が進められている。

 このような中、今後、MJSグループが競争優位性の高いFinTech分野のサービスを拡充するためには、より多くの金融機関とのシステム連携や事業上の協業が不可欠といえる。一方、新生銀行は、その第三次中期経営計画において、グループの機能を活用した中小・小規模事業者向けソリューションの提供を戦略取組分野の一つに掲げ、新しい価値創出などに取り組んでいる。

 本業務提携を通して、MJSグループは、ERP製品およびクラウドサービスと地域金融機関との連携による新たなサービス提供を推進し、全国の会計事務所および金融機関と共に、地域の中小企業の事業承継支援をはじめ、その発展に資する総合的な経営支援サービスの提供を目指す。また、新生銀行は、MJSの金融サービスの開発と地域金融機関との連携による新たなサービスの提供に協力するとともに、同行の資産運用商品やサービス、各種ファイナンスサービスをMJSの顧客企業に対して推奨することを検討する。

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