【株式市場】月末の週末で利食い出るが日経平均は堅調で連日高値更新

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8797円94銭(12円15銭高)、TOPIXは1523.85ポイント(2.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億2046万株

チャート11 27日後場の東京株式市場は、月末の週末とあって、このところの上昇相場の利食い売りが散見される展開となり、円相場が対ユーロで円高のため日立製作所<6501>(東1)ホンダ<7267>(東1)などが軟調に推移、日経平均は14時にかけて一時71円15銭安(1万8714円64銭)まで軟化する場面がありました。それでもソニー<6758>(東1)は本日の高値で終わるなど、年金基金の出動などへの期待は強い様子があり、日経平均は2000年4月以来15年ぶりの高値水準で取引時間中の高値を8日続けて更新しました。東証マザーズ指数も日経JASDAQ平均も堅調でした。

 トヨタ自動車<7203>(東1)など軟調な銘柄はありましたが、全体相場の15年ぶり高値を受けて日本取引所G<8697>(東1)が2013年の上場以来の高値を更新し、決算が好調だった日本駐車場開発<2353>(東1)は2006年以来の高値に進み増した。4輪事業への進出が伝えられたヤマハ発動機<7272>(東1)が高く、ディフェンシブ銘柄も花王<4452>(東1)が高値を更新するなど堅調でした。「お家騒動」の大塚家具<8186>(JQS)は委任状争奪戦の思惑や増配表明で一時2日連続のストップ高となり、ぱど<4833>(JQS)ピーエイ<4766>(東マ)は北陸新幹線の開業効果に期待とされて堅調。

 東証1部の出来高概算は27億2046万株(前引けは12億7087万株)、売買代金は3兆70億円(同1兆3086億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は699(同817)銘柄、値下がり銘柄数は1079(同882)銘柄でした。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けも16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、サービス、その他製品、電気機器、金属製品、小売り、証券・商品先物、食料品、などでした。

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