【株式市場】対ユーロでは円高だが先高感が強く日経平均は連日高値を更新
- 2015/2/27 12:00
- 今日のマーケット
◆日経平均の前引けは1万8799円26銭(13円47銭高)、TOPIXは1524.61ポイント(2.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億7087万株
27日前場の東京株式市場は、朝発表の1月鉱工業生産指数(速報)がほぼ市場予想内とされ、対ユーロでの円相場が1円近く円高に逆戻りしたためトヨタ自動車<7203>(東1)などが軟調で様子見気分があり、日経平均は10時前に一時5円85銭安(1万8779円94銭)まで小安くなる場面がありました。しかし海外勢の買いや年金基金の出動などへの期待は強く、その後は一時79円60銭高(1万8865円39銭)まで上げ、取引時間中の高値を8日連続更新しました。
4輪事業への進出が伝えられたヤマハ発動機<7272>(東1)は朝高が続かず小安くなりましたが、大手取引先のエンシュウ<6218>(東1)が急伸。花王<4452>(東1)などが高値を更新し、ディフェンシブ銘柄の売買が活発。「お家騒動」の大塚家具<8186>(JQS)は昨日ストップ高となり、本日も委任状や株式の争奪戦といった思惑などから上値を追っています。
東証1部の出来高概算は12億7087万株、売買代金は1兆3086億円。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は817銘柄、値下がり銘柄数は882銘柄でした。