パイプドビッツは中小病院向けの薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla(R)」をバージョンアップ
- 2015/3/1 08:11
- IR企業情報
■一般的なSPDと比較すると最大で9割超のコスト減
パイプドビッツ<3831>(東1)は、中小病院向けの薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla(R)(ジョイプラ)」をバージョンアップし、2月26日に、払出伝票や棚卸処理など在庫管理に対応した新バージョン1.1.0の提供を開始しました。
70.1%の病院が赤字経営に陥る中、病院運営に係る費用の25.5%を占める薬品費・材料費の削減が病院経営改善の鍵といわれています。
パイプドビッツは、2012年に「JoyPla(R)」を提供開始し、地域医療を支える中小病院のコストダウンに貢献することを目的に、参画する中小病院をとりまとめスケールメリットを活かした交渉による納入価格の削減に取り組んでいます。2年半にわたり「JoyPla(R)」をご利用いただく中で、200床未満の中小病院においては、医療消耗材料などの調達を担う用度担当者が、表計算ソフト等で在庫管理をしていることが多く、院内各部署の在庫の可視化がされていないために部署間で融通がきかず、過剰発注や過剰返品、デッドストックが発生するなど、主に大病院向けの物品物流管理システム(Supply Processing and Distribution、以下「SPD」)を導入するには経済的な理由からハードルがあることがわかりました。
そこでパイプドビッツは、これまで発注業務を担ってきた「JoyPla(R)」の機能を拡充し、中小病院が使いやすい在庫管理機能を標準実装することにより、発注業務及び在庫管理の一元化を低コストで実現します。
新バージョン1.1.0では、払出伝票機能、発注確認表発行機能、発注調整機能、入出庫管理機能、棚卸処理機能、受注確認機能などを搭載します。これらの新機能により、用度担当者は、各部署から集まる払出伝票の発行から入力、卸への発注、棚卸まで払出伝票をベースにした在庫の一括管理が可能になります。
中小病院に特化し、高度な分析機能などを省いたシンプルな機能構成で設計しているため、一般的なSPDと比較すると最大で9割超のコスト減となり、安価に在庫一元化を実現します。