パイプドHDの子会社、パイプドビッツは「ふるさと納税支援ソリューション」を国分寺へ提供開始

新製品&新技術NOW

■ふるさと納税に係る自治体の業務効率化や納税者のリピーター育成を支援するサービス

 パイプドHD<3919>(東1)の子会社、パイプドビッツは、スパイラルを基盤に開発した「ふるさと納税支援ソリューション」を国分寺へ提供開始したことを本日(11月21日)発表した。

 パイプドビッツはふるさと納税に係る自治体の業務効率化や納税者のリピーター育成を支援するサービスとして、今年の8月にリリースした「ふるさと納税支援ソリューション」を国分寺市に提供し、地域の特性を活かした返礼品の開発や寄付者への寄付金の利用報告により国分寺市のファンの育成に貢献する。

 総務省の調べによると、2016年度のふるさと納税の寄附総額は過去最高の約2844億円となり、対前年比1.7倍と大きく伸びている。最も寄附額が多かったのは2年連続で宮崎県都城市(約73.3億円)となり、次いで長野県伊那市(約72億円)、静岡県焼津市(約51.2億円)と続き、いずれも地元の特産品や家電が人気を集めている。一方、居住者が多く、結果としてふるさと納税寄附者を多く抱える東京都では、ふるさと納税における控除負担額が全国最多であるにも関わらず、東京都で最も寄附額を集めた墨田区(約2.3億円)は、全国1位の宮崎県都城市と約71億円もの差が開いている。

 そのような状況の中で、東京都国分寺市における2016年度のふるさと納税の寄附総額は約0.2億円(東京都17位、全国1138位)という結果になっており、より地域の特性を活かした新たな返礼品の開発が課題となっている。

 そこで、今回の「ふるさと納税支援ソリューション」の導入となった。

 パイプドビッツが提供する「ふるさと納税支援ソリューション」では、産業振興にスポットを当て、情報資産プラットフォーム上「スパイラル(R)」で地元企業から国分寺市の魅力となる情報を集め、再定義する。集めた情報はふるさと納税制度を活用して、国分寺市の新たな魅力の発信につなげることで、地域の産業振興を図る支援を行う。また、東京都内の自治体ならではの地方とは異なる特長を活かした魅力を提案し、返礼品という形を通してまちの魅力をPRする支援を行う。

 一方で、寄附者に対して、納めた寄附金がどのように使われ、貢献したのかを寄附者に報告できるソリューションを提供する。それにより、国分寺市のまちづくりの方針やその実現に向けた取り組みを知ってもらい、理解促進を図りながら、国分寺市のファンを増やすためのアピールにつなげるとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る