【株式市場】好業績銘柄を再評価する動きが強まり材料株も強く日経平均は大幅反発

株式

◆日経平均の終値は2万2416円48銭(154円72銭高)、TOPIXは1771.13ポイント(11.48ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億2830万株

■新規上場のサインポストは買い気配のまま初値を持ち越す

チャート13 21日後場の東京株式市場は、決算発表ラッシュが峠を越えて好業績銘柄を再評価する動きが強まり、業績見通しを増額したツガミ<6101>(東1)、月次が好調だった松屋<8237>(東1)などが一段ジリ高。日経平均は前場の高値301円49銭高(2万2563円25銭)を抜けなかったが堅調に推移して大幅反発となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JASDAQ平均も高い。

 後場は、フォスター電機<6794>(東1)がAIスピーカー関連妙味などから一段ジリ高となり、ヒラノテクシード<6245>(東2)は4半期好業績を再評価とされて一段ジリ高。マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)はヤフーオークションの新サービスにおける出張買い取りで連携との発表が材料視されてストップ高。YKT<2693>(JQS)は量子コンピューター関連人気を集めてストップ高。

 21日上場のサインポスト<3996>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値値のまま上げる場合の本日の上限値段になる5060円の買い気配(公開価格2200円の2.3倍)となった。

 東証1部の出来高概算は15億2830万株(前引けは6億8332万株)、売買代金は2兆5004億円(同1兆694億円)。1部上場2038銘柄のうち、値上がり銘柄数は1426(同1497)銘柄、値下がり銘柄数は526(同448)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、非鉄金属、鉱業、機械、化学、証券・商品先物、金属製品、輸送用機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る