【銘柄フラッシュ】玉井商船など急伸しマーケットエンタープライズは4日連続ストップ高

株式市場 銘柄

 27日は、東証1部の値上がり率1位がニッカトー<5367>(東1)の16.9%高となり、引き続きEV(電気自動車)用の次世代バッテリーとして注目される「全固体電池」に関連するとの見方から連日急伸し、一時3日連続ストップ高の16.9%高。大引けも四捨五入すると16.9%高。

 2位はアジアパイルホールディングス<5288>(東1)となり、11月26日付の朝日新聞が「橋老朽化、通行規制2559件、自治体管理66万橋調査、改修進まず」と伝えたことや、一吉証券による目標株価の引き上げ(900円から950円に)などが言われてストップ高の15.1%高。

 3位はフィックスターズ<3687>(東1)の13.3%高となり、「量子コンピューター」関連株として11月中旬から騰勢を強めており、27日も関連株人気に乗り2014年8月以来の水準まで大幅続伸。

 玉井商船<9127>(東2)は先の四半期決算で業績が大きく改善し、TPP(環太平洋経済連携協定)進展も材料視されて31.7%高。児玉化学工業<4222>(東2)は引き続き新開発の素材がトヨタの最高級車ブランド「レクサス」の最新車種に採用されたことなどが材料視されて一時2日連続ストップ高の39.4%高となり大引けも25.6%高。

 マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は引き続きヤフーオークションの新サービスにおける出張買い取り事業で連携下ことが材料視されて4日連続ストップ高の31.8%高。サインポスト<3996>(東マ)は上場4日目となり、3日目まで連日ストップ高という勢いの強さや、明日・28日は3銘柄が上場するため新規銘柄好きの資金がバラける可能性があり、その前に値幅を狙いたい意向もあるとされて連日ストップ高の28.4%高。

 フジタコーポレーション<3370>(JQS)は10月下旬から時々出来高が膨れるなどで不穏当な動きをしていたとされて思惑が衰えず2日連続ストップ高の28.8%高。エヌエフ回路設計ブロック<6864>(JQS)は「量子コンピューター」関連株の中で出遅れが強まったとの見方がありストップ高の20.1%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る