中村超硬が後場一段高、世界の半導体販売額21%増加の見通しなど材料視

株式市場 銘柄

■上期は営業・経常・純利益とも黒字転換し回復傾向を強める見通し

 中村超硬<6166>(東マ)は29日の後場一段高となり、13時にかけて13%高の6940円(790円高)まで上げて約1週間ぶりに上場来の高値を更新した。電子材料のスライス加工用ダイヤモンドワイヤ事業や特殊精密機器事業などを展開し、世界の半導体販売額が2017年は前年比20.6%増加する見通しと伝えられ、需要拡大の期待などが言われている。

 「半導体の業界団体、世界半導体市場統計(WSTS)は28日、2017年の世界の半導体販売額が16年に比べて20・6%増の4086億ドル(約45兆3600億円)になりそうだと発表した」(2017年11月29日付日経産業新聞より)。

 業績は回復傾向を強める見通しで、第2四半期の連結業績(17年4~9月、上期)は営業・経常・純利益とも前年同期比で黒字に転換。3月通期のォ業績見通しを全体に増額修正した。(HC)

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