【株式市場】日経平均は2日続落も2部指数は最高値に進み新規上場2銘柄は好調

株式

◆日経平均の終値は2万2694円45銭(63円62銭安)、TOPIXは1808.14ポイント(2.70ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億6682万株

チャート10 14日後場の東京株式市場は、楽天<4755>(東1)の携帯電話業界への参入表明を受けてNTTドコモ<9437>(東1)が取引開始後に一段安となり、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は13時にかけて一段ジリ安。日経平均は円高基調もあって前場の安値を割り、14時半にかけて119円31銭安(2万2638円76銭)まで軟化した。大引けにかけては持ち直したが2日続落となった。半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高く、中でも、東証2部指数(1968年1月4日を100として算出)は6日続伸し過去最高値を連日更新した。

 後場は、上場2日目となった「佐川急便」のSGホールディングス<9143>(東1・売買単位100株)が一段高となり、資本提携する日立物流<9086>(東1)との経営統合への期待などが言われて大活況。G-FACTORY<3474>(東マ)は廉価うなぎ料理店のライセンス供与を中国企業と締結したことなどが材料視されてストップ高。フォーサイド<2330>(JQS)はグループ企業の中国企業との提携などが好感されて急伸。

 新規上場2銘柄のうち、アルヒ<7198>(東1・売買単位100株)は公開価格が1300円で、取引開始直後の9時3分に1270円で売買が成立し、高値は前場の1340円。後場はもみあい、大引けは1338円。

 エル・ティー・エス<6560>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格680円の2.3倍の1564円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は16億6682万株(前引けは8億472万株)、売買代金は2町6593億円(同1兆2033億円)。1部上場2052銘柄のうち、値上がり銘柄数は1362(同1229)銘柄、値下がり銘柄数は606(同720)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は20業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、石油・石炭、金属製品、不動産、ゴム製品、建設、化学、医薬品、非鉄金属、陸運、繊維製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る