【株式市場】日銀会合を受け日経平均は持ち直しTOPIXや日経JASDAQ平均は高い

株式

◆日経平均の終値は2万2866円10銭(25円62銭安)、TOPIXは1822.61ポイント(1.45ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億5182万株

チャート6 21日後場の東京株式市場は、正午過ぎから日銀の金融政策決定会合の結果が断続的に伝えられ始め、株価指数連動型のETF(上場投信)を買う枠がまだ残っていることなどが言われ、日経平均は前引けの85円安から大きく持ち直して一時3円23銭高(2万2894円95銭)まで堅調転換する場面があった。ただ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株が一段軟化するなど値動きの重い銘柄もあり、大引けの日経平均は小反落となった。一方、TOPIXは堅調で反発。東証2部指数と日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、キヤノン<7751>(東1)が一段ジリ高のまま高値引けとなり、好業績への期待や12月期末配当への注目が再燃したもよう。石油資源開発<1662>(東1)はロシア・サハリン原油のプレミアムが一段と拡大と伝えられたことなどが言われてジリ高基調を拡大。エル・ティー・エス<6560>(東マ)は12月14日の上場後初めて反発。シンクレイヤ<1724>(JQS)は季刊会社データ誌の最新号が一転増益の見通しとしたことなどがあり続伸高値。

 21日、新規上場となったプレミアグループ<7199>(東2・売買単位100株)は9時6分に公開価格2320円を4%下回る2220円で初値をつけ、高値は前場の2338円、後場は一進一退で売買をこなし、大引けは2315円となった。

 東証1部の出来高概算は14億5182万株(前引けは6億8750万株)、売買代金は2町3215億円(同1兆989億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は1224(同875)銘柄、値下がり銘柄数は742(同1076)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は18業種(前引けは9業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、非鉄金属、建設、石油・石炭、金属製品、機械、輸送用機器、などとなった。(HC)

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