大手商社が軒並み高値、米国の減税法案可決による負担減など注目される

株式市場 銘柄

■伊藤忠商事は増配や証券会社の目標株価も好感し上場来の高値

 伊藤忠商事<8001>(東1)は22日も上値を追い、10時30分を過ぎては2070.0円(31.0円高)前後で推移し、上場来の高値を2日続けて更新している。20日の取引終了後に増配を発表し、22日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を2100円を2200円に引き上げたと伝えられ、買い安心感が広がったようだ。

 また、米国の減税法案が可決されたことも材料視されている。米国の減税法案が日本企業にもたらす効果は、「法人税の負担減が全体で4000億円規模の利益押し上げ効果を生み、特に商社や自動車の恩恵が大きい」(日本経済新聞12月22日付朝刊)と伝えられた。丸紅<8002>(東1)は1.7%高となって2013年以来の高値に進み、三井物産<8031>(東1)は1%高で2014年以来の高値に進んでいる。住友商事<8053>(東1)も1%高で2007年以来の高値に進み、三菱商事<8058>(東1)も1%高で2008年以来の高値に進んでいる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る