J.フロントリテイリングが約2年ぶりの高値、第3四半期決算の好調など材料視
- 2017/12/27 09:30
- 株式投資ニュース
■通期も「GINZA SIX」「上野フロンティアタワー」などに期待
大丸・松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東1)は27日、大きく上値を追って始まり、取引開始後に6%高の2139円(121円高)まで上げて2015年8月以来の2100円台に進んだ。26日の取引終了後に第3四半期の連結決算(2017年3~11月累計・IFRS基準)を発表し、営業利益が前年同期比29%増加したことなどが注目されている。
第3四半期までの累計業績は、売上高に当たる営業収益が同5.6%増加し、四半期包括利益合計額は同32.2%増加した。2月通期の見通しは据え置いたが、4月に開業した「GINZA SIX」(東京都中央区)と11月に開業した「上野フロンティアタワー」(東京都台東区)の効果が注目されている。(HC)