日本気象協会、年末年始(2017年12月29日~2018年1月3日)の天気を発表
- 2017/12/28 13:52
- プレスリリース
■年明けから冬型の気圧配置が強まり日本海側で大雪の恐れ
日本気象協会は、最新の10日間予報を元にした年末年始[2017年12月29日(金)から2018年1月3日(水)]の天気を発表。
◇年末年始(12月29日~1月3日)の天気傾向
●日本海側では、三が日は冬型の気圧配置が強まるため大雪に警戒
●太平洋側では、大みそかは一時雨で元日から天気が回復するが強い寒気により、にわか雪
●奄美・沖縄は雲の多い日が続く
年末年始(12月29日~1月3日)の日本付近は、12月29日(金)までは冬型の気圧配置が続きますが、12月30日(土)は緩むため日本海側の雪や雨は弱まり晴れ間の出るところもあるでしょう。12月31日(日)は、低気圧や気圧の谷の影響で雨や雪の降るところが多い見込みです。低気圧が通過した1月1日(月)は、西から冬型の気圧配置となって強い寒気が南下するでしょう。このため、西日本の日本海側から雪が次第に強まり、3日(水)にかけて、東日本・北日本の日本海側でも大雪となる恐れがあります。今後の気象情報には細心の注意が必要です。
また、2日(火)は、強い寒気の影響で太平洋側でも雪の降るところがある見込みです。交通への影響も懸念されますので、Uターンなどは交通情報で通行規制等を確認してからの行動をお願いします。
気温は、年内は厳しい冷え込みはありませんが、年が明けると強い寒気の影響で西日本から厳しい寒さとなるでしょう。
【各地域の天候のポイント】
◇北海道、東北、北陸、西日本の日本海側
・29日(金)までは雪ですが、30日(土)は冬型の気圧配置は緩み晴れ間の出るところもあるでしょう。31日(日)は、低気圧の影響で雨や雪が降る見込みです。1月1日(月)は、西から冬型の気圧配置が強まるでしょう。強い寒気が西日本から流れ込むため、1月1日(月)は山陰地方の山沿い、2日(火)以降は東北から山陰地方にかけて大雪に警戒が必要です。
◇関東以西の太平洋側、四国、九州
・30日(土)までは晴れますが、31日(日)は低気圧や気圧の谷の影響で一時雨が降るでしょう。1月1日(月)は、西から冬型の気圧配置となるため、初めは雲が多いですが次第に晴れる見込みです。2日(火)は、強い寒気の影響で東海地方や西日本ではところによって雪が降るでしょう。冬用タイヤの装着や滑り止めの携行をお願いします。
・元旦は雲が多いですが、雲の間から初日の出が見られる可能性があります。
◇奄美・沖縄(南西諸島)
・この期間は寒気や湿った空気の影響で雲の多い天気が続くでしょう。
■お正月恒例・駅伝大会の天気は?
年始の1月1日(月)から3日(水)は、毎年恒例の駅伝大会が関東各地で行われます。
1日(月)の群馬県前橋市付近は、晴れますが時々雲が広がるでしょう。気温は、朝の冷え込みは弱く日中は平年より高めですが、時々日差しが遮られるので寒く感じるでしょう。しっかりとした防寒対策が必要です。
2日(火)と3日(水)の東京都心から神奈川県箱根町付近にかけては、乾燥した晴天となるでしょう。季節風が強く日中の気温も上がらないため、沿道で観戦する方は、十分な防寒対策を行ってください。