【東証・2017年の大納会】囲碁界のスーパースター・井山裕太「7冠」が鐘をつく

■日経平均は19円安だったがJASDAQ平均は今世紀の高値で終わる

 2017年の最後の株式取引となった12月29日、東京証券取引所で15時から恒例の「大納会」が開催された。

 冒頭、日本取引所グループの清田瞭・取締役兼代表執行役グループCEOが挨拶。これに続き、今年のゲストとして囲碁界のスーパースター・井山裕太7冠が登壇し、年納めの鐘をついた。

 井山7冠は、今年10月に囲碁・将棋界を通じて初の7大タイトル(棋聖・名人・本因坊・王座・天元・碁聖・十段)を同時に獲得(それも2度目)した俊英。2009年に20歳4ヵ月で史上最年少の名人となって以降、2012年には5冠(本因坊・天元・王座・碁聖・十段)を獲得。2013年に史上初の6冠に輝き、さらに7大タイトルを獲得して最初の7冠を達成。囲碁界のスーパースターとして今後の活躍が期待されている。

 29日の東京株式市場は、機関投資家のほとんどが不在とされ、大きく売り買いするニュースも聞かれず、日経平均は午後に一時97円23銭高(2万2881円21銭)まで上げる場面があったが、終値は19円04銭安(2万2764円94銭)となった。ただ、振興市場は活況で、JASDAQ平均は17.89ポイント高(3950.46ポイント)となり今世紀の高値を更新した。(HC)

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