【銘柄フラッシュ】レカムなど急伸し日経平均の2倍連動ETFなども活況高

株式市場 銘柄

 1月4日「大発会」は、日経平均の2倍の値上がり率をメドに指数連動運用する上場投資信託などへの買いも活発化し、日経平均ブル2倍<1579>(東1)は6.4%高、楽天225ダブルブル<1458>(東1)も6.4%高、日経レバレッジETF<1570>(東1)は6.3%高。

 こうした投信は、買い需要の増加に応じて225先物などの指数先物を買い増す必要があるとされる。先物への買いが増えると、裁定取引の機会が増えやすくなり、指数採用の主力銘柄に機械的な買いが入り、指数はさらに上がるといったズパイラル的な動きが増幅されると見られている。

 東証1部の値上がり率1位はソルクシーズ<4284>(東1)となり、今年は仮想通貨への認知度が一段と強まるとの期待などが言われてストップ高の21.6%高。

 2位はSBIホールディングス<8473>(東1)の19.3%高となり、やはり仮想通貨の関連株として期待が高揚。

 3位はセレス<3696>(東1)の18.0%高となり、同じく仮想通貨関連株として期待が高揚。

 杉村倉庫<9307>(東2)は昨年12月後半から大阪湾岸地区へのカジノ誘致期待などが再燃する形で材料視されて動意を強めており、4日はストップ高の21.4%高。アイスタディ<2345>(東2)カイカ<2315>(JQS)との提携が好感されてストップ高の21.1%高。

 ブランジスタ<6176>(東マ)はスマートフォンで行うクレーンゲームのダウンロード100万件突破発表などが材料視され、昨年末に続き大幅続伸となりストップ高の24.0%高。ユーザーローカル<3984>(東マ)は民間のデータセンターに地方自治体が住民の個人情報管理などを委託する「自治体クラウド」構想を政府が計画と伝えられストップ高の17.5%高。

 レカム<3323>(JQS)光通信<9435>(東1)との提携に関する期待が再燃したとされてストップ高の27.9%高。NaITO<7624>(JQS)は12月下旬に発表した第3四半期決算が好感されて一段高の24.3%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る