【銘柄フラッシュ】ウイルコHDなど急伸し小野薬品など薬品株が軒並み高い
- 2015/3/5 16:38
- 株式投資ニュース
5日は、エーザイ<4523>(東1)が米社との研究開発提携を好感して7.2%高となり上場来の高値を更新し、小野薬品工業<4528>(東1)は米国での新薬承認を好感して7.7%高となり上場来の高値に接近した。また、百貨店株も訪日外国人効果や高額品の消費好調などが言われて昨年来の高値などを更新する銘柄が続出し、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)は3.3%高となって2008年の経営統合以来の高値に進んだ。
中国の「全人代」(全国人民代表大会)で李克強首相が今年の経済成長率の見通しを前年比0.5%低い7.0%程度としたと伝えられ、中国市場で積極的なピジョン<7956>(東1)が昨日の高値更新から一転4.9%安となり、上場投信を除くと東証1部の値下がり率トップ。一方、ミツバ<7280>(東1)は独フォルクスワーゲン向け拡大とされて9.4%高と高値を更新し、任天堂<7974>(東1)は大量保有報告書で米投資会社の保有割合が上がったことが判明と伝えられ4.7%高となり戻り高値を更新。オリエンタルランド<4661>(東1)は3月末の株式分割に向けた期待などから3.0%高と上場来の高値を更新した。日本取引所グループ<8697>(東1)も株式市場は強いとの見方で2.6%高となり2月末につけた高値に迫った。
ウイルコホールディングス<7831>(東2)は北陸新幹線の開業関連株とされて29.6%ストップ高となり、システム・テクノロジー・アイ<2345>(東2)は上場基準の時価総額10億円を昨年10月末に割ったときの株価回復が目標とされて14.9%ストップ高、スノーピーク<7816>(東マ)は自社のアウトドア用品などを生かしてキャンピング施設を4月に大分県で開設と伝えられて17.0%ストップ高、アサカ理研<5724>(JQS)はJICA(ジャイカ:独立行政法人国際協力機構)に貴金属などのリサイクル事業が採択され20.8%ストップ高となった。