12日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜発表になる米国のCPI(米消費者物価指数)と円相場の動向が読みきれないとされたが、要は手がかり材料難の様子でキヤノン<7751>(東1)などは引き続き軟調に推移。一方、新日鐵住金<5401>(東1)は中国などでの鉄鋼需給改善の動きなどが言われて次第に堅調転換。日経平均は3日続落となったが、14時過ぎの122円36銭安(2万3588円07銭)を下値に持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。
後場は、大阪有機化学工業<4187>(東1)が11日の自社株買い発表などを材料にストップ高。ネオジャパン<3921>(東マ)は1月18日の売買から東証1部に移籍することなどが材料視されて急伸。エスプール<2471>(JQS)は1対5の豪勢な株式分割や今期も最高益の見込みの好決算発表が好感されてストップ高。
東証1部の出来高概算は16億9619万株(前引けは8億8450万株)、売買代金は3兆2196億円(同1兆6525億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は569(同714)銘柄、値下がり銘柄数は1385(同1253)銘柄となった。(HC)