三井住友FGが7日連続高値など大手銀行株が軒並み高い

株式市場 銘柄

■欧州の量的緩和縮小観測を受け銀行業の「副作用」緩和の期待

 15日の東京株式市場では、大手銀行株が軒並み活況高となり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は15日、取引開始後に5333円(141円高)まで上げ、7日続けて昨年来の高値を更新した。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は220.6円(3.5円高)まで上げて昨年来の高値を6日連続更新。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は893.0円(19.9円高)まで上げて2日ぶりに高値を更新している。

 ECB(欧州中央銀行)が量的緩和政策の縮小ペースを強めるとの観測を受け、前週末の海外市場からユーロ高・ドル安、ドル安・円高が進行。日本の金融政策も幾分は歩調を合わせる可能性が出てきたとの見方があり、銀行業にとっては副作用の影響が言われているマイナス金利政策の緩和を期待する様子がある。(HC)

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