パシフィックネットが出直り強める、第2四半期の営業利益など予想を大きく上回る

株式市場 銘柄

■IT導入から運用管理・入れ替え・回収まで全体を支援するビジネスモデルに

 パシフィックネット<3021>(東2)は17日、出直りを強めて10時過ぎに572円(17円高)まで上げ、1月に入ってからの高値578円(1月12日)に迫っている。12日の取引終了後に第2四半期の連結決算(2017年6~11月)を発表し、売上高は前年同期比2.8%減だったものの、営業・経常・純利益は前年同期比で大きく黒字化した。

 同社は現在、外部環境の影響が小さいストック中心の事業構造へと転換を進めており、「IT機器のライフサイクルの終わりの部分、すなわち使用済みパソコンの引取回収・販売に依拠していた収益構造を見直し、中長期レンタルや付随サービスにより、新規導入、運用管理、排出までのライフサイクル全般をワンストップで支援するLCM(ライフサイクル・マネジメント)サービス」(決算短信より)に軸足を移している。

 前回の四半期発表時と同様に5月通期の業績見通しを開示しなかったが、第2四半期の連結業績は営業利益が6400万円となり、たとえば、一般投資家が手軽に入手できる業績予想のひとつになる会社四季報(東洋経済新報社)最新号の予想値4000万円を大きく上回った。(HC)

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