【株式市場】円高基調が後退し日経平均は反落模様だが後場底堅い

株式

◆日経平均の終値は2万3868円34銭(83円47銭安)、TOPIXは1890.82ポイント(3.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億4140万株

チャート16 17日後場の東京株式市場は、円相場が13時頃には1ドル110円80銭前後になり、朝方の同30銭台からは大きく円安になったことなどが好感され、TDK<6762>(東1)がジリ高基調を強めるなど、円安効果の大きい銘柄のなかに強含む銘柄が増えた。日経平均は前場の安値(212円64銭安の2万3739円17銭)を割らずに2万3850円前後で推移。大引けも前日比反落となったが、16日に1991年11月以来、約26年ぶりの高値に進んだ翌日は底堅い印象になった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も小安い。

 後場は、朝発表になった11月の機械受注などが好感されてエンシュウ<6218>(東1)などがジリ高傾向を強め、ダイヤモンド電機<6895>(東2)は名刺サイズで薄型の絶縁双方向の電力変換器が言われてストップ高。メディアシーク<4824>(東マ)はイスラエル社との提携が材料視されて2日連続ストップ高。大村紙業<3953>(JQS)はダンボールケース好調とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は15億4140万株(前引けは7億3467万株)、売買代金は2兆9364億円(同1兆3997億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は620(同615)銘柄、値下がり銘柄数は1381(1348)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は10業種(前引けは11業種)となり、値上がり率上位の業種は、機械、食料品、陸運、保険、その他製品、輸送用機器、金属製品、などとなった。(HC)

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