エル・ティー・エスはビーブレイクシステムズのクラウドERP「MA-EYES」を導入

■業務のフィット率が高く低コストでの導入が可能なこと等を評価

 ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は本日(18日)、エル・ティー・エス<6560>(東マ)が、同社のクラウドERP「MA-EYES」を導入していることを発表した。

 エル・ティー・エスは、RPA、AI、ビジネスプロセスマネジメントなどの技術を活用し業務改革と働き方改革を支援するコンサルティング会社。2010年以降の5年間で事業規模が3倍以上に拡大、さらに新規事業(アサインナビ)を開始した状況を踏まえ、業務処理量・顧客情報の増加に対応するソリューションの選定が必要であった。また、2017年を目標とした上場に備え、月次決算の早期化・内部統制対応などの社内管理体制の整備を早期に実現するために、新基幹システム導入による業務プロセスの効率化・自動化を計画していた。

 この様な状況の中で、提案されたクラウドERP「MA-EYES」は、プロジェクト型の事業に特化しているため業務のフィット率が高く低コストでの導入が可能なこと、上場準備への対応を前提とした短期間での導入・既存システムの継続活用の条件を満たせること、また、プロジェクトの目的である「全社プロセスの効率化」の実現には、管理部門とコンサルタントを含めたほとんどの社員のシステム利用が前提となるため、一括購入ができユーザ数によるコスト変動が発生しないこと等が評価されたことで、採用が決定した。

 このシステムの導入により、顧客・案件・契約情報を一元的に管理できるようになり、各種情報の再利用が可能になった。事業管理に必要な指標の取得も、大幅に効率化できた。また、複数のExcelファイルへの転記・誤入力によるデータ不整合の対策や、全社で統一した決裁権限・プロセスの整備など上場準備に必要な内部統制を強化することが出来た。

 以上のように、同社のクラウドERP「MA-EYES」を導入する企業が増えていることから、業績は好調に推移している。

 ちなみに、今期18年6月期業績予想は、売上高11億91百万円(前期比7.9%増)、営業利益1億79百万円(同5.6%増)、経常利益1億79百万円(同14.9%増)、純利益1億25百万円(同15.0%増)と最高益更新を見込む。

 同社は、17年6月5日に東証マザーズに上場し、直ぐに期末11円配当を実施しているように、株主優遇企業といえる。今期も、業績が順調であることから1円増配の12円配当を予想している。

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