【株式市場】日経平均は26年ぶりに2万4000円の大台を回復し利食いが出て軟化

株式

◆日経平均の終値は2万3763円37銭(104円97銭安)、TOPIXは1876.86ポイント(13.96ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億2075万株

チャート15 18日後場の東京株式市場は、ヨコオ<6800>(東1)が大手証券の投資判断やスマートカー関連株としての注目などからストップ高に張り付いたまま買い気配を続け、材料株物色が引き続き活発だったが、キヤノン<7751>(東1)は13時過ぎから次第に軟化するなど、主力株の一部は重い展開になった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調に転じた。
 
 日経平均は前場216円08銭高の2万4084円42銭)まで上げて1991年11月以来約26年ぶりに2万4000円の大台に乗ったためか、14時10分頃から前日比で軟調に転換。目先的な達成感からいったんは利食い売りを出したくなる投資家もいるだろうとの見方もあった。

 後場は、東京個別指導学院<4745>(東1)が第3四半期の業績などへの評価が再燃とされて本日の高値圏で推移し、任天堂<7974>(東1)は「ニンテンドースイッチ」の楽しみ方の拡大報道などが注目されて中盤までジリ高。ナノキャリア<4571>(東マ)は耳鼻咽喉科関連企業との提携が好感されて後場ついにストップ高。和井田製作所<6158>(JQS)は工作機械受注統計の伸びやロボット産業向けの拡大期待などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は18億2075万株(前引けは8億2110万株)、売買代金は3兆5901億円(同1兆5895億円)。1部上場2064銘柄のうち、値上がり銘柄数は371(同786)銘柄、値下がり銘柄数は1625(同1177)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は5業種(前引けは12業種)となり、値上がりした業種は、ゴム製品、その他製品、精密機器、鉱業、電機機器、となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る