テクマトリックスは100%子会社として株式会社NOBORIを新たに設立

■NOBORIが行う第三者割当増資を三井物産が引き受ける

 テクマトリックス<3762>(東1)は22日、100%子会社として株式会社NOBORIを新たに設立し、同社の営む医療システム事業及び事業に関する権利義務をNOBORIに承継させる。

 同時に同社と三井物産株式会社との間において、NOBORIが行う第三者割当増資を三井物産が引き受けることに関する出資契約及びNOBORIの運営等に関する株主間契約を締結した。

 効力発生日は、4月1日を予定している。また、第三者割当増資の払込期日は、4月19日の予定。払込金額は22億円を予定している。

 「NOBORI」が扱う画像は、放射線分野に留まらず、病理、内視鏡、超音波等、医療施設内で発生する様々な医療情報に広がっている。これまでの累積契約施設数は720を越えており、順調に拡大している。また、「NOBORI」が保管する画像データの量は、患者数にして延べ2,000万人分、検査数は1億検査、総容量として4PB(ペタバイト)と、大量の画像情報を蓄積している。

 同社は、引続き「NOBORI」のサービスを拡販していくと同時に、これまでに蓄積した画像データや技術を活かし、顧客である医療施設と連携した個人向けのサービスや、AI技術等を活用したサービスの企画、開発を進めているが、新しいサービスを開発、展開する上で、広範な提携も視野に検討を進めてきた。

 そこで、同社は、本件事業を共同で推進することを目的として、三井物産と務提携を行うことに合意した。

 この結果、株式会社NOBORIは、三井物産のグループ会社やその投資先との連携を進めるとともに、海外を含めたネットワークの活用が可能となる。また、本第三者割当増資により、「NOBORI」サービスの拡販に向けた設備投資、新しいサービスの開発、さらにはM&Aを含めた事業投資のための資金を得られることになる。

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