ラ・アトレが戻り高値を更新、首都圏のマンション動向を受け好業績など見直す

株式市場 銘柄

■高度成長のカンボジアで上場デベロッパーとして初のコンドミニアム

 新築マンションやリニューアルマンションなどのラ・アトレ<8885>(JQS)は23日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後に9%高の830円(70円高)まで上げて戻り高値を更新。2017年7月以来の800円台に進んだ。最高益を更新する見込みのため注目度が高く、(株)不動産経済研究所が22日に発表した2017年の首都圏の新築マンションの平均価格が5908万円(前年比7・6%上昇)となり、「バブル最盛期以来27年ぶりの水準となった」(日本経済新聞1月23日付朝刊)と伝えられ、一段と注目されている。

 業績は拡大基調が続いており、2017年12月期は、第3四半期までの連結経常利益が5億7000万円となり、同社にとって過去最高の経常利益を第3四半期で更新した。

 17年、上場する不動産デベロッパーとしては初めて、カンボジアで高級コンドミニアム(分譲型マンション)の開発に着手した。カンボジアは年6~7%の高度成長が続き、人口構成が若い。こうした高成長国での海外展開も注目されている。(HC)

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