JFEシステムズの第3四半期連結は、製鉄所システムリフレッシュ関連の増加などにより営業・経常利益共に大幅増益

 JFEシステムズ<4832>(東2)の第3四半期連結業績は、製鉄所システムリフレッシュ関連の増加などにより、営業・経常利益共に大幅増益となったが、最終利益は、本社移転費用、減損損失を計上したことで減益となった。

 今期18年3月期第3四半期連結業績は、売上高290億24百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益20億15百万円(同35.4%増)、経常利益20億30百万円(同35.8%増)、純利益6億69百万円(同10.3%減)となった。

 同社は、JFEグループの情報システム会社である。鉄鋼向け情報システム構築事業を主力として、ERPと自社開発ソリューションを組み合わせた一般顧客向け複合ソリューション事業、自社開発のプロダクト・ソリューション事業も強化している。

 同社グループは中期経営計画(平成27年度~平成29年度)の仕上げとして、重点課題である「JFEスチール製鉄所システムリフレッシュの遂行」、「ソリューション事業の拡大」、「基盤サービス事業の拡大」 を推進するとともに、一般顧客向けの基幹事業である製造、金融業界向け事業や自社プロダクト事業の強化に注力した。

 また、今後の事業拡大に備え、部門間のコミュニケーション活性化や、オフィス環境整備による経営効率の向上をはかるため、本社を東京都港区芝浦に移転するとともに、7拠点に分散していた首都圏のオフィスのうち4拠点を新本社 に集約する方針を決定し、平成30年1月に移転・集約を実施した。

 今通期連結業績予想は、売上高410億円(前期比4.9%増)、営業利益23億80百万円(同4.0%増)、経常利益24億円(同4.5%増)、純利益9億80百万円(同22.5%減)を見込む。

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