ロゼッタは8日続伸し超高精度AI翻訳機による経営方針の大転換を先取る

株式市場 銘柄

■今2月期は大幅減益を見込むが昨年10月に発表済みで売上高は20%増

 ロゼッタ<6182>(東マ)は30日の後場も堅調で8日続伸基調となり、13時30分にかけては1620円(19円高)前後で推移している。AI(人口知能)などによる自動翻訳システム開発などを行い、計画する開発速度より大幅に早く超高精度の翻訳システムを実現したため「経営上の最優先テーマとしてフォーカスすべく、今期の経営方針を大きく転換」(1月12日発表の第3四半期決算短信より)したことなどに注目と期待が集まっている。

 経営方針の大転換は、2017年10月に新システムによる翻訳例や業績見通しの修正とともに発表済み。第3四半期の連結決算(17年3~11月累計)は、営業・経常利益とも前年同期比94%減少したが、株価への影響は限定的だった。2月通期の業績見通しは17年10月の業績見通し修正時の数字のままで、売上高は前期比21%増の23億円、営業利益は同78%減の0.5億円、純利益は同91%減の0.2億円、1株利益は1円60銭。しかし、株価はこの先を読んでいるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る