NYダウ急落、秒読み
- 2015/3/7 13:03
- 株式投資ニュース
■1万8000ドル割り日経平均とサヤ1115ポイントに拡大、雇用絶好調響く
6日(金)のNYダウは278ドル安の17856ドルと急反落した。200ドルを大きく超す下げは今年1月21日の291ドル安以来で、1万8000ドル割れは今年2月19日以来。
注目されていた2月分の米雇用統計において非農業部門の就業者数が29.5万人増加(1月は25.7万人増加)と絶好調で、とくに、20万人を超える増加が12カ月連続となったことで、17日のFOMCにおいて利上げの時期、幅が具体化するとの見方が強まったことを嫌気した。
ドルが買われ、ドル・円は121円台までドル高が進んだ。原油は49ドル台。
一方、NYダウと日経平均の関係では、NYダウが1万8000ドルを割り、同じ日の日経平均が200円を超える大幅高だったことから、日経平均がNYダウに対し1115ポイントの上ザヤとなり一気に1000ポイントを突破した。NN倍率は1.062倍にハネ上がった。
週明けの日経平均の調整安は避けられないだろう。ただ、円安を輸出関連銘柄が好感する動きも予想され、日経平均は突っ込んだあとは戻しに転じる可能性もありそうだ。