ヤマトHDが2015年8月以来の高値、業績見通しの増額など好感
- 2018/1/31 09:27
- 株式投資ニュース
■人手不足や取扱い個数の激増といった状況を脱却する期待
ヤマトホールディングス<9064>(東1)は31日、再び上値を追って始まり、取引開始後に6%高の2810.0円(157.0円高円高)まで上げて2015年8月以来の2800円台に進んだ。30日の取引開始後に第3四半期の連結決算と3月通期見通しの増額修正を発表し、3月通期の連結純利益は従来予想を21%引き上げて145億円の見込み(前期比では20%減)とするなど、減益幅が縮小するとした。
増額修正後の通期予想1株利益は36円78銭。株価はPER70倍台に達するが、市場関係者の中には、宅配便業界を取り巻く人手不足や取扱い個数の激増といった状況を念頭に、苦境を乗り越えてきた様子が見受けられるとして注目を強める姿勢がある。(HC)