富士フイルムHDが買い気配、米ゼロックス社の株式50.1%取得など好感

株式市場 銘柄

■今3月期の純利益の見通しは従来予想を12%増額

 富士フイルムホールディングス<4901>(東1)は2月1日、買い気配で始まり、9時19分に4680円(490円高)でスタートした。1月31日の取引終了後、米国ゼロックス社の株式50.1%取得などを発表し、注目集中となった。合弁会社の富士ゼロックスは米ゼロックスが完全子会社化する。

 また、3月通期の業績見通しを営業利益は減額修正し、純利益は増額修正。当社株主帰属当期純利益は従来予想を12%引き上げて1400億円の見込み(前期比では6.5%の増加)とした。富士ゼロックスの構造改革により、2020年3月期以降、国内外10,000人の人員削減を含む500億円のコスト削減効果が見込まれ、また、当構造改革に伴う費用などの一時費用は当年度から3年間で720億円発生する見込みとした。(HC)

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