【注目銘柄】アルトナーは自律調整一巡して上値試す、18年1月期2桁増益予想で上振れの可能性、19年1月期も収益拡大期待

注目銘柄

 アルトナー<2163>(東2)に注目したい。設計開発・ソフトウェア開発の技術者派遣事業を展開している。18年1月期2桁増益・増配予想で上振れの可能性が高いだろう。需要が高水準であり、19年1月期も収益拡大が期待される。株価は上場来高値圏から一旦反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年1月期2桁増益・増配予想、19年1月期も収益拡大期待

 18年1月期非連結業績予想は、売上高が17年1月期比8.1%増の55億68百万円、営業利益が12.8%増の6億23百万円、経常利益が11.0%増の6億26百万円、純利益が18.6%増の4億31百万円としている。

 配当予想は年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。17年2月1日付株式2分割を考慮して17年1月期の年間45円を22円50銭に換算すると、実施的に3円50銭増配となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比11.6%増収、営業利益が18.5%増益、経常利益が17.6%増益、純利益が23.9%増益だった。技術者稼働人員数の増加、稼働率の高水準推移、技術者単価の上昇などで2桁増収増益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が77.1%、営業利益が79.9%、経常利益が80.8%、純利益が81.0%と高水準である。稼働率は17年11月98.7%、12月99.4%と第4四半期も高水準に推移している。通期予想は上振れの可能性が高いだろう。需要が高水準であり、19年1月期も収益拡大が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価(17年10月26日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は、12月18日の上場来高値2344円から利益確定売りで一旦反落したが、2000円近辺から切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る