カーリットホールディングスの18年3月期第3四半期は増収大幅増益
- 2018/2/2 15:40
- 決算発表記事情報
■各事業とも好調に推移
カーリットホールディングス<4275>(東1)は2日、18年3月期第3四半期連結業績を発表し、売上高が前年同期比6.1%増の379億4百万円、営業利益が同48.9%増の12億16百万円、経常利益が同49.4%増の14億1百万円、四半期純利益が同83.5%増の9億72百万円だった。
セグメント別に見ると、化学品は売上高が前年同期比8.4%増の164億73百万円、営業利益が同45.9%増の7億52百万円だった。化薬分野では、自動車用緊急保安炎筒は新車装着用・車検交換用とも増販となった。また、鉄道用信号炎管、高速道路用信号炎管、煙火材料も増販となった。受託評価分野では、電池試験は減販となったが、危険性評価試験は増販で、全体としては増販だった。化成品分野は減販、電子材料分野は増販、セラミック材料分野は減販となった。
ボトリングは売上高が同3.5%増の142億48百万円、営業利益が同3.6%増の3億73百万円となった。缶製品などの委託品は減販となったが、主力の茶系飲料は受注増で増販だった。
産業用部材は売上高が同4.7%増の62億20百万円、営業利益が同22.9%増の1億85百万円だった。シリコンウェーハは、半導体市場が好況で増販。ばね・座金製品は増販となった。
今期(18年3月期)連結業績予想(10月31日に利益を増額修正)は、売上高が前期比6.8%増の510億円、営業利益が同40.6%増の19億円、経常利益が同38.9%増の20億円、純利益が同56.8%増の12億円としている。