【配当・株主優待特集】アールシーコアは中期経営計画で17年3月期売上高180億円を目指す
- 2015/3/9 13:25
- 特集
アールシーコア<7837>(JQS)は、「BESS」事業(ログハウスなど自然材をふんだんに使った個性的な木の家の企画・販売事業)を展開している。
中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1,900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。
株主への利益還元については、DOE(連結純資産配当率)を重視した長期的な視点での安定配当を行うことを基本としており、当面は7%程度まで高めることを目標としている。
株主優待は、新築建物の購入時の割引等やオリジナルグッズ・カレンダーを用意しており、「BESS」の暮らしを楽しめる制度となっている。(公式HP/株主優待制度URL: http://www.rccore.co.jp/ir/yutai.html )
中期経営計画達成の牽引役となる新商品が、14年11月15日より販売を開始しているG-LOGである。同社の商品が人気化していることから、“自然派”を称する同業他社が増えている。そこで、他社との差別化を図るために、原点に還ることで、生まれた商品である。現在、東京・代官山「BESSスクエア」にモデルハウスを建てているほか、全国10カ所で、モニター制度を活用して建てたG-LOGを見ることが出来る。
展示場に関しては、2月13日には、14年10月以降に新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大したと発表。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定しており、中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワークの拡大が進んでいる。
今期(15年3月期)の連結業績見通しは1月30日に売上高を減額、利益を増額修正し、売上高121億円(前期比0.1%増)、営業利益6億50百万円(同27.6%減)、経常利益6億50百万円(同28.4%減)、純利益4億50百万円(同21.9%減)を見込んでいる。配当予想は、前回公表値を据え置いて、同2円増配の年間42円(中間20円、期末22円)としている。これは、DOE4%台を予想しており、また、4%近辺の高配当利回りとなる模様である。
第3四半期累計(4~12月)は売上高90億02百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益5億32百万円(同9.3%増)、経常利益5億36百万円(同8.6%増)、純利益3億50百万円(同13.8%増)となり、通期見通しに対する進捗率は売上高74.4%、営業利益81.9%、経常利益82.5%、純利益77.8%と高水準である。ただし、営業員採用・教育のための戦略的費用支出の来期へのズレ込みも増益要因であった。
第3四半期累計の契約高は70億14百万円で前年同期比13.7%減少したが、第2四半期累計(4~9月)が同28.2%減少だったのに対して、第3四半期(10~12月)は同38.6%増加と大幅に改善している。さらに第3四半期累計の全国BESS展示場への新規来場者数は同11%増の2万1,828件と増加基調を維持。再来場者数も第3四半期には増加に転じている。受注は第2四半期累計で底打ちした可能性が高く、来期(16年3月期)の収益改善が期待される。
・コード番号:7837
・市場:JQS
・売買単位:100株単位
・決算期:3月
・株価:1,038円(3月4日)
・配当:42円(第2四半期末20円、期末22円)
・1単位投資金額:1,038円×100株=10万3,800円
・1単位投資利回り:42円×100株=4,200円
4,200円÷10万3,800円=4.0%
【株主優待制度】
持株数に応じた優待内容となっている。
(詳しくはこちらへ)
http://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/detail/?code=7837