LIFULLの今期18年9月期第1四半期連結業績は、3事業共に2ケタ増収と好調で、大幅増益

■増収であったことに加え、販管費が減少したことでEBITDAは改善

 LIFULL<2120>(東1)の今期18年9月期第1四半期連結業績は、3事業共に2ケタ増収と好調で、大幅増益となった。

 第1四半期連結業績は、売上高81億28百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益11億34百万円(同452.3%増)、税引き前利益10億80百万円(前年同期2億08百万円)、純利益5億91百万円(同22百万円)となった。

 事業別の売上高は、HOMES関連事業67億42百万円(前年同期比14.4%増)、海外事業8億83百万円(同17.7%増)、その他事業5億02百万円(同25.3%増)となった。

 増収であったことに加え、販管費が減少したことでEBITDA(税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値)は改善し前年同期比60.3%増となった。顧客数は14.9%増加したが、中小・地方都市の顧客が増えていることからARPA(一人当たり月間売上高)は1.9%減少している。

 新しい取り組みとしては、不動産業界の「可視化」を促進するサービス「見える!不動産価値」で、最寄駅のマンション価格帯と価格の経年変動の情報提供を開始した。また、LIFULL HOMESの検索条件や物件詳細ページも、オンライン内覧・オンライン相談・IT重説(インターネット等を利用し、対面以外の方法で不動産の売買契約および賃貸借契約における重要事項説明を行うこと。)に対応し、ユーザーの利用を促している。更に、中国最大級の不動産仲介会社Homelinkと業務提携した。

 このように、最新サービスの提供を推進いるうえに、海外の企業との事業を進めていることもあり、第1四半期の業績はその成果が表れたといえる。

 今期18年9月期通期連結業績予想は、売上高410億円、営業利益50億円、純利益34億78百万円を見込む。
 なお、前期は決算期変更のため、6カ月決算であった。

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