メディカル・データ・ビジョンが活況高、連続最高益の見込みなど好感

株式市場 銘柄

■前回高値の頃よりも業績見通しが拡大し上値弾力性が強まったとの見方

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は14日、急伸商状となって出直りを強め、取引開始後に12%高の2400円(252円高)まで上げて出来高も増加している。医療ビッグデータ関連サービスの先駆者で、13日の取引き終了後に発表した2017年12月期の連結営業利益が前期比32%増加し、今期・18年12月期の見通しは41%の増加とするなど、最高益更新が続くため注目が再燃している。

 米国発の世界株安によって全体相場の調整が強まる前は2541円(18年1月)まで上げていた。この頃よりも業績見通しが拡大することになり、上値を指向する弾力性は強いとの見方が出ている。

 17年12月期は、製薬会社に向けたアドホック調査サービスが引き続き順調に推移したほか、医療機関向けITシステムも好調に推移した。今期は、引き続き医療ビッグデータ利活用サービスの拡大をはかるとともに、患者自身が診療情報の一部を保管・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」と患者が自由に支払い条件を設定できる医療費後払いサービス「CADA決済」を電子カルテと連携させ活用する「CADA-BOX」(カーダ・ボックス)の普及体制を強化するなどの取り組みを推進する。今期の連結純利益の見通しは4.9億円(前期比38.7%の増加)、1株利益24円58銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る