日東化工は大阪ソーダによる株式取得を受け2日続伸
- 2018/2/20 10:53
- 株式投資ニュース
■三菱ケミカル所有の日東化工株36.3%のうち31.3%を大阪ソーダが譲受
日東化工<5104>(東2)は20日、2日続伸基調となり、一時747円(22円高)をつけて出直りを拡大し、10時30分を過ぎても745円前後で強い展開になっている。大阪ソーダ<4046>(東1)が19日の取引終了後、「平成30年2月19日をもって、三菱ケミカル株式会社が所有する日東化工株式会社(以下日東化工)株式の議決権所有割合36.3%のうち31.3%を譲り受けることに合意した」と発表。材料視されている。一方、大阪ソーダは2765円(1円高)前後で推移し、三菱ケミカルホールディングス<4188>(東1)は1088.0円(15.5円安)となっている。
発表によると、株式譲渡実行日は2018年3月30日。日東化工は大阪ソーダの持分法適用会社なる予定。これにより、大阪ソーダの合成ゴム技術と日東化工が持つゴムコンパウンド技術や成形品製造技術とを融合し、大阪ソーダではゴムコンパウンド技術を応用した新製品の開発や新たな用途展開を図る。また、日東化工では、従来の汎用ゴムを中心としたゴム成形品に加え、大阪ソーダの特殊合成ゴムを使用したゴム成形品の開発など、相互で事業の拡大を加速するとした。(HC)