日本エンタープライズはいなせりが行う第三者割当増資を全額引き受けることを決議

■当初計画通りに豊洲市場にサービス拠点を移して「いなせり」を本格稼働

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は20日、同日開催の取締役会で、連結子会社のいなせりが行う第三者割当増資を全額引き受けることを決議した。

 当初は、16年11月7日に予定されていた豊洲市場開場に時期を合わせ「いなせり」をスタートする予定であったが、その後の移転延期により、当初計画の変更を余儀なくされ、限定的なサービス提供となったことから、当初計画を下回る状況となっている。

 ところが、今回の10月11日の豊洲市場開場決定が発表されたことから、当初計画通りに豊洲市場にサービス拠点を移して「いなせり」を本格稼働することになった。

 そこで、対象顧客層・取扱量の拡大のためのシステム開発及び広告宣伝など、今後の事業展開の資金重要に備えるために、いなせりは第三者割当増資を実施することとなった。同社としては、いなせりの財務環境を整え事業支援するために、第三者割当増資を全額引き受けることを決定した。

 約2年遅れの豊洲市場開場となるが、やっと、日本最大の鮮魚・水産物の電子商取引サービス「いなせり」が本格稼働する。

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