26日後場の東京株式市場は、円相場がやや強含んだものの、キヤノン<7751>(東1)が一段ジリ高基調となるなど主力株が強く、日経平均も再び強含み、前場の中盤・後半にダレた分を取り戻すような展開になった。2月初に就任した米国のパウエル新FRB議長の初の国会答弁が米東部時間の27日午前10時に行われるとされ、円安再燃の期待もあった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって高い。
■上場2日目のMマートは公開価格の4.3倍で初値つきその後一段高
後場は、アステラス製薬<4503>(東1)や小野薬品工業<4528>(東1)などの薬品株が総じて一段と強い相場になり、医師向け情報サイトなどのメドピア<6095>(東マ)は業績拡大期待などが言われて高値を更新。アイル<3854>(JQG)は1月中間期の業績発表に期待が強いようで高値を更新。
上場2日目のMマート<4380>(東マ・売買単位100株)は後場、12時46分に公開価格1240円の約4.3倍の5380円で売買が成立し、2日目で初値がついた。その後一段高となり、本日の高値引けの6800円で終わった。
東証1部の出来高概算は12億4524万株(前引けは5億9845万株)、売買代金は2兆2469億円(同1兆898億円)。1部上場2067銘柄のうち、値上がり銘柄数は1352(同1200)銘柄、値下がり銘柄数は621(同762)銘柄。
また、東証33業種別指数は31業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、医薬品、情報・通信、パルプ・紙、卸売り、電力・ガス、証券・商品先物、鉱業、陸運、化学、その他製品、などとなった。(HC)