シノケングループは国内初の本格的な機関投資家向けアパートファンド『HTT-Ⅰ号ファンド』を組成し、不動産ファンド事業に進出
- 2018/3/2 13:24
- IR企業情報
■新たに株式会社シノケンアセットマネジメント(本社:福岡市)を設立
シノケングループ<8909>(JQS)は1日、東京23区内に所在するシノケンのアパート(ブランド名:『ハーモニーテラス』)21棟に投資を行う国内初の本格的な機関投資家向けアパートファンド『HTT-Ⅰ号ファンド』(ファンド総額:約30億円)を組成し、不動産ファンド事業に進出することを発表した。
同社は1990年の設立来、土地を持たないサラリーマン・公務員層の個人に対し、「土地がなくても、自己資金が少なくてもアパート経営はできる!」をキャッチフレーズとした、土地から取得するアパート経営のパイオニアとして、資産形成を目的としたアパート経営の提案を行ってきた。
同社のアパート経営の特徴は、駅近徒歩10分圏内の好立地にこだわり、アパートの企画・開発に加え、入居者募集等の賃貸管理サービス、LPガス、シノケンでんきの供給、少額短期保険サービス、家賃等の債務保証サービス等をワンストップで提供することにあり、賃貸管理事業として約28,000戸の物件を管理するとともに、その入居率は98.0%と高い実績を獲得している(2017年12月末時点)。
これまでは、主に個人にアパート商品を販売してきたが、機関投資家からも、シノケンアパートを対象とした投資商品の需要が高まってきていた。
そこで、同社は、これら機関投資家の需要に対応するため、不動産ファンド事業を新たに立ち上げ、シノケンアパートを投資対象とした国内初となる本格的な機関投資家向けアパートファンドを組成する事とし、1号ファンドについては、ファンドに対し約30億円の投資用アパート物件の売却を予定している。
同社は、機関投資家向けアパートファンド「HTT-Ⅰ号ファンド』の立上げを契機に、新たに株式会社シノケンアセットマネジメント(本社:福岡市)を設立し、不動産ファンド事業を開始する。本事業では、ファンドの投資家向けにファンド資産の管理等に係るサービスを提供することを予定しており、同社は、当該新サービス提供による新たな収益が発生することとなり、収益力が更に向上することが期待される。
また、今回のアパートファンドの立上げは、これまで培ってきた、グッドデザイン賞受賞などに裏付けされた魅力的な建築物としての『ハーモニーテラス』だけでなく、高い入居率を誇る賃貸管理サービス、LPガスやシノケンでんき、少額短期保険等のノウハウを集約することにより、ハード面・ソフト面共に魅力的なサービスをグループ一丸となってファンド向けに提供することを予定しており、これらにより、不動産管理関連事業及びエネルギー事業等の周辺事業における波及効果も望める。
同社は、今回組成する「HTT-1号ファンド』を皮切りに不動産ファンド事業へ本格的に進出するが、次号ファンドについても、既に企画検討に着手しており、今後、1号ファンドと同程度以上のファンドを組成する予定。また、その後においても、順次、新たなファンド組成を企画し、ニーズが高い個人向け小口投資ファンドや不動産担保型のローンファンド等、様々なコンセプトのファンドを毎期30億~50億円規模で組成し、国内・海外、法人・個人を問わず、広く顧客層の拡大を目指すとしている。