日本電子が高値に迫る、NY株の急反発など受け高業績株を見直す動き復活の見方

株式市場 銘柄

■産業機器事業など好調で今期の営業利益を従来予想比33%増額

 日本電子<6951>(東1)は6日、大きく出直って始まり、取り引き開始後に907円(59円高)まで上げて2月下旬につけた2004年以来の高値919円に迫っている。米トランプ大統領が唱えた鉄鋼、アルミ製品に対する関税上乗せを巡り、米国議会による現実的な方策を探る動きなどが伝えられ、NY株式をはじめ欧州株が急反発、業績の好調な銘柄を見直し買いする動きが復活してきたとの見方が出ている。

 日本電子は2月27日の取り引き終了後、今期・2018年3月期の連結業績予想を大幅に増額修正して発表し、営業利益は従来予想を33%引き上げて40億円の見込みに、純利益は同じく2.6倍の37億円の見込みに増額した。産業機器事業などが好調に推移している上、法人税等・法人税等調整額の最新見込み等を勘案した。(HC)

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