【株式評論家の視点】ホットマンは主力のイエローハット中心にFC展開、今後も高い成長を見込む
- 2018/3/7 06:19
- 株式評論家の視点
ホットマン<3190>(JQS)は、宮城県仙台市に本社を構え、イエローハット、TSUTAYA、アップガレージ、カーセブン、ザ・ダイソー、ニコニコレンタカー、スペースクリエイト自遊空間、SEGAワールドなどFC展開している。創業より店舗出店エリアも宮城県からスタートして、岩手県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、長野県と7県に事業領域を拡げ、更なる拡大も計画している。
今2018年3月期第3四半期は、出退店はなく第3四半期末の店舗数は、イエローハットが85店舗、TSUTAYAが9店舗、アップガレージが7店舗、カーセブンが3店舗、ザ・ダイソーが2店舗、ニコニコレンタカー(イエローハット内1店舗)、スペースクリエイト自遊空間が1店舗、 SEGAワールドが1店舗、宝くじ売場が5店舗の合計113店舗を展開している。
今18年3月期第3四半期業績実績は、売上高164億6000万円(前年同期比3.5%増)、営業利益7億2600万円(同91.8%増)、経常利益7億8100万円(同79.9%増)、純利益5億0900万円(同2.4倍)に着地。主力のイエローハットでは、車検獲得の強化を通じ、関連するタイヤ販売やオイル交換件数の増加をはかると共に、ポリマー、鈑金等のカーメンテナンス工賃収入の増加等、気候に影響されない安定した利益を確保することに注力したほか、夏タイヤの需要が期を越えて集中したこと及び厳冬により冬季用品の需要が増加したことから、売上高は順調に推移。TSUTAYA、アップガレージ、ダイソー、保険事業、不動産賃貸事業も順調に推移した。
今18年3月期業績予想は、売上高205億1000万円(前期比2.2%増)、営業利益4億8000万円(同2.5倍)、経常利益5億3000万円(同2.0倍)、純利益2億円(同2.4倍)を見込む。年間配当予想は、期末一括10円継続を予定としている。また、2018年3月期の株主優待については、17年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録され、且つ、半年間継続し所有した100株(1単元)以上の同社株式を保有する株主に対して、保有株式数に応じて「JCBギフトカード」を贈呈。19年3月期における株主優待は、18年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録され、且つ、1年間継続し所有した100株(1単元)以上の同社株式を保有する株主に対して、保有株式数に応じて「JCBギフトカード」を贈呈する。
株価は、昨年1月31日につけた昨年来の安値497円を底に本年1月31日に昨年来の高値915円と上昇。2月6日安値638円まで短期調整を挟んで2月28日高値779円と買われた後、モミ合っている。3月21日に「イエローハット伊達保原店」を新規オープンし、イエローハットが86店舗、合計114店舗となるが、中長期では「200店舗」の目標に掲げ、出店を計画しており、今後も高い成長が見込まれる。26週移動平均線がサポートしており、押し目買い優位に上値を伸ばすと予想する。(株式評論家・信濃川)