【株式市場】米貿易収支など見定めたい雰囲気で日経平均は反落したまま一進一退

株式

◆日経平均の終値は2万1252円72銭(165円04銭安)、TOPIXは1703.96ポイント(12.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億6744万株

チャート6 7日後場の東京株式市場は、円相場の推移が日本時間の今夜発表になる米1月貿易収支によって不透明なため、様子見気分があるほか、9日の先物・オプションSQ算出を前に株価指数ベースでは値上がりして欲しくないポジションの投資家が少なくないとの見方があり、日経平均は110円安前後(2万1300円前後)を上値に一進一退を続けた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は、前引けはそろって高かったが大引けはそろって安い。

 後場は、資生堂<4911>(東1)が一段と強含み、新経営計画や証券会社による目標株価などが好感され2日続けて上場来の高値を更新。JFEコンテイナー<5907>(東2)は引き続き3月期末配当の増額などが好感されて戻り高値を更新。ピクスタ<3416>(東マ)は先行投資一巡後の業績回復期待などが言われて高値を更新。伊豆シャボテンリゾート<6819>(JQS)はユネスコが伊豆地方を「世界ジオパーク」認定の勧告との報道に急反応となり活況高。

 東証1部の出来高概算は14億6744万株(前引けは6億7851万株)、売買代金は2兆7361億円(同1兆2454億円)。1部上場2070銘柄のうち、値上がり銘柄数は617(同1118)銘柄、値下がり銘柄数は1368(同859)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、精密機器、その他金融、不動産、小売り、建設、などとなった。(HC)

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