ハウスドゥ:「リースバック」拡大し取得物件を対象とする不動産ファンド組成へ

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■売却後も住み続けることができる新サービスに年間7000件の問い合わせが

 ハウスドゥ<3457>(東1)は14日午後、「自宅を売却した後も住み続けることなどができる」独自の不動産サービス「ハウス・リースバック」によって取得した個人住宅などの収益不動産を対象とする不動産ファンド「HLBファンド1号」の組成について発表した。

 「ハウス・リースバック」は、住宅などの不動産を同社が買い取り、売却後はリース契約を結び、今までと同様に住み続けられるサービス。「老後の生活をより豊かにしたい」「相続トラブルを回避したい」、といったニーズのほか、資産整理などの目的でも利用が増加し、年間7000件の問い合わせをいただくほど好評を得ている。

 こうした傾向を受け、同社では、「ハウス・リースバック」事業の取扱い件数およびエリア拡大を図っており、取得した個人住宅などの資産をオフバランス、証券化・流動化することで財務の健全性を確保するため、不動産特定共同事業法スキームによる匿名組合方式の不動産ファンド「HLBファンド1号」を組成することとした。

 本ファンドは、確定利回りではないが、収益性の高い不動産を組み入れ、「優先/劣後出資システム」や組入不動産の生み出す賃貸利益をベースに安全性、安定性を高める工夫を行っている。配当(分配金)は、四半期ごとに収益分配を行い、予定利回り4%~5%を想定しているとした。(HC)

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