【今日の言葉】ガンを好む線虫

今日の言葉

■少量の尿でガンの早期発見が可能に

 ガンの早期発見に、線虫が大きい役割を果たすことになりそうだと報道されている。線虫といえば、われわれのお腹に寄生する回虫、植物では松を枯らすマツノザイセンチュウを思い浮かべるが、かなり数は多いらしい。

 その中のどの線虫かは分からないが、ガン特有の臭いに引き寄せられるものがあるという。この性質を利用して人の少量の尿からガンの発見が可能になるという。

昔は立ションに蟻が集まれば糖尿病が疑われる目安となったという。今は蟻の助けを借りなくても血液検査でA1Cの値を調べることで正確な糖尿病の有無が分かる。

ガンについても早期発見の技術は進んでいるが、すい臓ガンなどは早期発見が難しいとされる。線虫のガン発見確率はそうとうに高いようで、日頃は毛嫌いされる線虫だが人の健康に貢献してもらいたいものだ。

線虫の大量培養装置を手掛ける銘柄探しがマーケットで注目されそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る