アスカネットはVRCと資本業務提携を行うことを決議

■ASKA3Dプレートと融合することで、3Dデータの空中結像が可能

 アスカネット<2438>(東マ)は19日、VRCと資本業務提携を行うことを決議した。

 VRCは2016年設立で、超高速3Dデータ処理技術をコア技術として、全身高速3Dスキャナーおよび3Dデータ処理システムの開発、製造、販売を行っているベンチャー企業。VRCが開発している3Dスキャナーは、数秒で全身をスキャニングし、2分程度で高精細な立体画像データを生成できる。

 VRCは画像処理や機械学習(ディープラーニング等)に精通したメンバーが揃っており、今回の資金調達により、採寸に特化した廉価なスキャナーの開発や着衣採寸システムの開発を進めていく予定。

 同社は、画像・映像の新しい表現方法の創造を企業ドメインとしており、3Dデータを活用した新しいビジネスの創出が図れ、また、同社のASKA3Dプレートと融合することで、3Dデータの空中結像が可能となるなど、VRCとの提携には大きなメリットがあると捉えている。

 そこで、同社は、平成30年3月30日付(予定)で第三者割当増資にて発行されるVRCの普通株式(増資後の発行済株式総数に対する所有割合13.8%)を999万円で引き受ける予定。

 VRCとの業務提携の内容は、1)3Dスキャナーから取得されたデータ等を活用する新たなビジネスモデルを共同で研究する、2)ASKA3Dプレートと融合した新しい3Dデータの表現を提案し、ASKA3Dプレートの販売を推進していく、3)同社ネットワークを活用し、3Dスキャナーの販売を進めていくとなっている。

 今期30年4月期における同社業績に与える影響は軽微であるが、今後、業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には速やかに公表するとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る