【新規上場(IPO)銘柄】フェイスネットワークは16日に東京証マザーズに上場、新築一棟RCマンションを提供

株式市場 IPO 鐘

 フェイスネットワーク<3489>(東マ)は、3月16日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「我々は一人一人の夢の実現をサポートするワンストップパートナーであり続けます」という経営理念のもと、不動産オーナーに「入り続ける家賃収入」の提供を目指し、 One to One マーケティングによるきめ細かいサービスを行っている。通年の入居需要立地で、投資対象としての割安感がり、都心とつながる好立地の世田谷区、目黒区、渋谷区からなる「城南3区」を中心に家賃10万円弱、部屋数10-15戸程度のワンルーム中心の新築一棟RCマンションを提供している。

 不動産投資支援事業では、自社ブランドマンションGranDuoシリーズの販売数が増加。また中古一棟ビルリノベーションの自社ブランドGrandStoryの販売を開始している。不動産マネジメント事業では、自社ブランド新築一棟マンションGranDuoシリーズの販売棟数が増加し、不動産オーナーの所有する新築一棟マンションの管理運営受託件数は増加している。

 2018年3月期第3四半期業績実績は、売上高86億5200万円、営業利益7億7500万円、経常利益6億4300万円、純利益4億5800万円に着地。

 18年3月期業績予想は、売上高133億3100万円(前期比31.4%増)、営業利益12億2300万円(同4.4%増)、経常利益10億3400万円(同0.1%増)、純利益6億7400万円(同4.7%減)を見込む。調達資金は人材確保や物件開発に充てる計画。年間配当予想は、期末一括25円を予定としている。

 株価は、上場初日の3月16日に公開価格1400円の2.29倍の3200円で初値をつけ、同日高値3220円と上昇したが、同19日安値2127円と売られている。 学生層やOL、サラリーマンなどの層の入居者が見込まれる城南3区を中心に新築一棟RCマンションを個人富裕層に対してワンストップで提供していることを評価されている。買い一巡後は換金売り優勢となっており、どのあたりで下値を固めるか見極めていきたい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る